株式会社Finatextホールディングス インタビュー/SIer依存から脱却へ、SaaS型基幹システムで”金融インフラの常識”を覆す

海外金融の最先端で培った経験を武器に、日本の金融市場に革新をもたらすべく2013年に創業した株式会社Finatextホールディングス(以下、Finatext)。フィンテックシフト、ビッグデータ解析、金融インフラストラクチャの3本柱で事業を展開し、従来のSIer主導の金融システム構造に新たな風を吹き込んでいます。金融機関のDX支援から始まり、現在では証券会社や保険会社の基幹業務を支えるSaaS型システムを提供する事業へと領域を広げています。
今回は、創業者である代表取締役社長CEOの林良太様に、日本の金融インフラ構造そのものを変革したいという熱い思いと、従来の金融IT構造に”新たな選択肢”を提示する挑戦についてお話を伺いました。
※2025年3月時点での内容です
Index
海外金融の最前線で培った視座を武器に、日本の金融市場で勝負
齊藤
まずは林様のご経歴から、創業に至る背景を教えていただけますか。
林様
大学では経済学を専攻していましたが、在学中に現CFOとともにWeb制作の会社を立ち上げ、自身でもプログラミングやデザインを実務の中で学ぶようになりました。その後、イギリス・ブリストル大学に1年間留学し、コンピューターサイエンス学部に所属。そこで技術的な土台を本格的に身につけることができました。
当時から「海外で活躍したい」という思いも強く、就職活動では日本ではなくロンドンを選び、ドイツ銀行の投資銀行本部に新卒で入社しました。私自身、いわゆる“コーディング力”が突出していたわけではなかったのですが、コミュニケーション力や業界理解などを含めた総合力で評価していただいたと感じています。
ロンドンで3〜4年間、テクノロジーと金融が融合した“最先端の現場”に身を置きながら、次第に「日本の金融サービスにも貢献できることがあるのでは」と考えるようになりました。その後、国内のヘッジファンドへの転職を機に帰国し、同年2013年12月にFinatextを創業しました。
齊藤
“金融”という領域を選んで起業された背景について、改めてお聞かせいただけますか。
林様
社会にインパクトを与えるなら、「自分が得意な領域」と「マーケットのニーズ」が重なる場所で勝負するべきだと考えていたのです。
私はドイツ銀行という10万人規模のグローバル金融機関で、IT部門の一員として働いていた経験から、テクノロジーに対する一定の知見には自信がありました。一方で、2013年当時の日本の金融ITは、スマホアプリですらまだ十分に整っていない状況。そのギャップを見たときに、「この領域であれば、自分が“個”として勝負できるかもしれない」と直感的に思ったのです。それが原点になりました。
齊藤
当時、金融業界に対しどのような課題意識を持たれていましたか。
林様
金融サービスに関わる中で、IT投資の多くがSIerによるレガシーシステムの保守やメンテナンスに使われている現状に強い違和感がありました。本来であれば、ユーザー向けの新しいサービス開発にリソースを割くべきなのに、それが後回しになっている。この構造に対して「本当にこのままでいいのか」と強く感じていたのです。
だからこそ、自分たちがより良いサービスを提供して「こういう選択肢もある」と思ってもらえるような存在になれないかと模索していました。ただ、金融のインフラ領域は安心感や実績が何より重視される世界。すぐに踏み込めるわけではありません。そこでまずはUI/UXといったフロント領域から下積みを始めて、徐々にインフラに進んでいくというステップを取ったのです。
齊藤
それがナウキャストの買収につながるのですね。
林様
そうですね。UI/UXが“川上”で、インフラが“川下”だとすると、その間にあるのが「データ」です。ナウキャストは、当時すでに日銀に引用されるほど知名度のあるデータ分析会社でしたが、事業としてはやや伸び悩んでいる状況でもありました。
一方で、創業者である東京大学経済学部の渡辺努先生とはご縁もあり、「この素晴らしいブランドであれば、自分たちが貢献できる余地があるかもしれない」と感じたのです。そこで2016年8月に子会社化という形でグループに迎え入れたことは、私たちが“川下”に進む上で重要な布石になったと考えています。
UI/UXからビッグデータ、そして金融インフラへ向かうFinatextの3本柱戦略
齊藤
御社の事業の特徴を教えていただけますか。
林様
現在はフィンテックシフト、ビッグデータ解析、金融インフラストラクチャの3本柱で事業を展開しています。
最初に手がけたのは、2014年にスタートした「フィンテックシフト事業」です。ユーザー向けのUI/UXといったフロント領域をゼロから立ち上げる支援を行っており、コンサル+開発の形で、大手企業のDXを後押ししています。代表的な事例としては、三菱UFJ銀行の資産運用プラットホーム『Money Canvas』が挙げられます。
続く2016年には、ナウキャストを通じて「ビッグデータ解析事業」に進出しました。現在は、オルタナティブデータの解析をもとに企業業績の予測や価格動向の提供を行う『AlternaData』を中心に、機関投資家や公的機関、不動産・事業会社など幅広い顧客層にご利用いただいています。
そして2018年からは、「金融インフラストラクチャ事業」に本格的に取り組み始めました。証券会社や保険会社といった金融事業者向けに、基幹業務を支えるSaaS型の業務システムで、まさに“エンジンそのもの”を提供しています。株取引などの投資運用を可能にするシステムである「BaaS(Backend as a Service)」もその1つです。
齊藤
大手企業との取引実績も豊富ですが、最初の案件はどのように開拓されたのでしょうか。
林様
営業活動や業界内でのネットワーク作りなどももちろん行っていましたが、根元にあったのは「味が良ければ、いずれ気づいてもらえるだろう」という思いでした。たとえるならラーメン屋ですね。私たちはとにかく“味”、つまり「モダンな技術で、より旨く、早く、安く、実装できること」にこだわり続けてきたのです。
当時、その水準には自信がありましたが、足りなかったのは“実績”でした。どれだけ良いプロダクトでも知られていなければ選ばれない。けれど1度使っていただければ、「こっちの方がいい」と思ってもらえる手応えはありました。
そんな中、ターニングポイントになったのはクレディセゾンの「セゾンポケット」という資産形成サービスです。当時は「Finatextってどこ?」というところから、「この会社が全部インフラをやっているらしい」と話題になり、業界内で一気に注目が集まりました。実際の利用者からも「思った以上に使いやすい」という声や「うちにもこういうのを導入してみたい」といった声が届くようになり、そこから一気に問い合わせも急増しました。
もちろん、その前からUI/UX領域の開発や小規模案件を丁寧に積み重ね、大手企業との協業機会も少なくなかったからこそ、信頼を得られたのだと思います。
齊藤
ビッグデータ解析事業についても詳しく伺えますか。
林様
ナウキャストを中心にビッグデータ領域に取り組んでいますが、その中でも私たちの1番の強みは「扱えるデータの種類と量の豊富さ」です。
一般的に1つの企業にいるとデータはその会社の経済圏に閉じてしまいがちです。一方、私たちは複数の大手データホルダーと連携し、業界を横断して多様なデータを取り扱えるからこそ自由度が高い。データエンジニアにとって非常に刺激的な環境になっていると思いますね。
レガシーなSIer依存構造を壊し、SaaSによる金融インフラの常識を作る
齊藤
ビッグデータ領域での実績もある中で、そこからインフラに挑戦するというのは、さらに大きな一歩だったと思います。一方で、「金融インフラ」と聞くと、SIerが独自に構築したレガシーなシステムが今も多く残っていて、外部のSaaSに頼るのは難しいのでは?という印象があります。
林様
その印象は正しいと思います。金融の“インフラ”といえば、長年SIerが独自に作り込んできたクローズドな基幹システムが今もなお多くを占めていますし、「SaaSなんて本当に使えるの?」という疑念も根強いのが現状です。
ただ一方で、金融業界は今、デジタル化の進行とともに収益性の低下という深刻な課題に直面しています。かつては株の売買や送金など、ほとんどの金融取引に手数料がかかっていましたが、今では無料化が進み、トランザクションそのもので利益を出すのが難しくなっている。それにもかかわらず、システム運用にかかるコストは下がるどころか、むしろ、セキュリティーやAML(アンチマネーロンダリング)対策の強化などで年々増加しているのです。つまり、金融機関の多くが「もうからないのに、運用コストだけは増え続ける」という、明らかにサステナブルではない構造に陥っている。
だからこそ、SaaSのように業務を標準化し、クラウドで共有・効率化していく選択肢を、今や使わざるを得ない状態になりつつあります。私たちは、まさにその局面において“受け皿”としての役割を果たし始めているのだと思います。
齊藤
この領域に挑戦しているSaaSベンダーはいるのでしょうか。
林様
2018〜2019年頃には、同じように金融インフラ領域に挑戦したスタートアップが何社かありました。ただ、ほとんどが今は姿を消しています。資本提携して大手の傘下に入ったところもありますし、プロジェクトのマネジメントが難しくて頓挫したケースもある。やはり、金融の現場は要求水準が高いですし、プロジェクトをきちんと完遂させるのは簡単ではありません。その中で、なぜ私たちが残れたかといえば、くり返しになりますが、結局、地道に積み上げてきた下積みの長さが大きかったと思います。金融機関の考え方や進め方、現場の細かいニーズまで理解できたからこそ、実行力の差につながったのだと思いますね。
齊藤
今や国内では御社が事実上の「一強」と言っても過言ではない状況ですね。
林様
そうですね。とはいえ、「私たちが強い」というより、マーケット自体がまだ小さいというのが現実です。SaaSで金融の基幹業務を置き換えるという領域は、今はまだ「小さな池」。しかし、その池がこれから確実に大きくなるという確信はあります。
たとえばAmazonも20年前は「本をオンラインで買うなんて無理だ」と言われていましたが、今やリテールの4割がEC化され、その覇者となっています。私たちも今は金融インフラ市場の1%程度を担う存在かもしれませんが、その中では間違いなくリーディングプレーヤーです。そして、この1%がいずれ10%、30%に拡大していくはずです。
齊藤
海外勢の参入リスクについてはいかがですか。
林様
すでに海外プレーヤーの参入も始まっています。特に保険や貸金、クレジット領域などでは競合になるプレーヤーも存在します。ただ、日本の金融は法規制の独自性がかなり強いので、海外SaaSをそのまま持ち込んでもなかなか浸透しにくいというハードルがあると思いますね。もちろん、マーケットが成熟するには競合がいること自体は健全なことだと考えています。
齊藤
国内市場において、今後もFinatextがポジションを拡大していきそうですね。
林様
ありがとうございます。これは「10年に1度しか生まれない」ポジションだと捉えています。金融インフラ領域では、大きな構造変化が起きたタイミングでしか新しいプレーヤーは登場できない。私たちの前はシンプレクス、その前はNRI、さらに前はIBM……といったように、時代の変わり目に新しい存在が出てくるのです。
そして今、金融機関が私たちに発注してくださっているという事実そのものが、すでに大きなリスクを取っていただいている証拠でもあります。その上でさらに「別のスタートアップにも発注しよう」となるかというと、ハードルは相当に高い。現在の資金調達環境を考えても、スタートアップが私たちの地点まで追い上げるのはかなり難しいと思っています。
金融DXの真の実現へ、”外部丸投げ”という旧体制からの決別
齊藤
事業が順調に拡大されている中で、改めて今後Finatextとして目指していく世界観についてお聞かせください。
林様
私自身、「日本の金融インフラ構造そのものを変えたい」という強い思いがあります。特に、長年続いてきた“SIerに丸投げ”する仕組みには、やはり違和感を拭えません。もちろん、現場で働く方々が優秀であることは重々承知していますが、問題は構造そのもの。意思決定や戦略の設計までもが外部に委ねられ、企業側の判断力そのものが空洞化している。これでは、日本のDXが進まないのも当然です。
その構造に、一発風穴を開けたい。極端な言い方かもしれませんが、それくらいのことを成し遂げない限り、自分がこの業界にいる意味はないと思っています。だからまずは、日本市場で本気の勝負を重ね、「SIerだけが正解じゃない」という選択肢を社会に根付かせたい。それが私たちFinatextの使命だと考えています。
とはいえ、「世の中を変えたい」と言うのは簡単です。実際に変えられるのは、実力と結果を持ったプレーヤーだけ。だからこそ私たちは、事業を着実に成長させ、時価総額という客観的な指標でも評価されるような存在を目指しています。変革のスタートラインに立つために、まずは自らを強くする。それが今、やるべきことです。
齊藤
林様ご自身が、かつて海外の金融機関にいらっしゃったからこそ、日本の金融ITとのギャップを感じることも多いのではないでしょうか。
林様
はい、ドイツ銀行でロンドンにいた頃は、発注側の「切り分け方」がとにかく合理的でした。競争力の源泉となる領域は徹底的に内製化し、そうでない部分にはためらいなくSaaSを導入する。プロダクトが良ければ、企業の規模やブランドに関係なくベンチャー製のツールも選ばれていました。現場の実行力と判断力がしっかりある環境でしたね。
一方、日本はまだまだ「事なかれ主義」が残っています。発注する側の判断そのものがSIerに“外注”されてしまっているようなケースも少なくない。ですが、ここ最近でようやく変化の兆しも出てきています。「このままで本当にいいのか?」と、社内で声が上がり始めている企業もある。過去に巨額の投資をしても成果が出ていない例が続出し、社会全体がその違和感に気づき始めているのだと思います。
だからこそ今、私たちのような存在が「健全な対抗軸」として立つことが重要なのです。
齊藤
「対抗軸を提示する」というお話がありましたが、そこにはどのような狙いがあるのでしょうか。
林様
私は、いわゆる“選択肢のなさ”が日本の構造的な問題だと感じています。たとえば、転職活動においてベンチャー企業に興味があっても、「名前が知られていない」「年収が少し下がるかもしれない」という理由だけで、家族や周囲から“やめておけ”と言われてしまうことがある。たった数百万円の差で、人生の選択肢が閉じてしまう。それが今の空気感なのです。
でも、本当にそれでいいのか?と私は思っています。中には、大手企業やコンサルで働きながら「これ、誰のための仕事なのだろう」とモヤモヤしている方もいるでしょう。スライド資料を作るだけ、プロジェクトマネージャー(以下、PM)として案件を回すだけの仕事に違和感を覚え、「もっと意味のある仕事がしたい」と思っていても、一歩を踏み出すには勇気が要る。
Finatextは、そのような方たちにとって“現実的で、健全な選択肢”になりたいのです。ベンチャーだから不安、ではなく、「ここならちゃんと結果を出せる」「意味のある仕事ができる」と思ってもらえる環境を用意しているつもりです。
われわれが選ばれることで、「大手やSIerだけではないのだ」と思ってもらえれば、それだけでも構造は変わる。Finatextがそんな“選択肢”になれたらうれしいですね。
ビジネス戦闘力を磨く、意思と実行力を兼ね備えた人材が活躍
齊藤
ここまでのお話を伺って、Finatextには「手触りのある仕事を求めている方」にとって大きなチャンスがあると感じました。実際、どのような方が向いているのでしょうか。
林様
そうですね、結局「ちゃんと手を動かしてきた方」が強いです。うちはまだまだ泥臭く事業を前に進めているフェーズですし、「議事録取って、パワポ書いて終わり」みたいなスタイルでは合わないと思います。
PMでもBizDev(事業開発)でも、自分で考えて動ける方が成果を出していますし、活躍している。実際、コンサルやSIer出身の方も多く入社していますが、「これまでやってきたことを、もっと意味ある形で生かしたい」と感じて来てくれた方が多いですね。
齊藤
ご自身で手を動かすスタイルというのは。
林様
「仕事は全部チーム任せです」というタイプではなく、「誰よりも動く」くらいの感覚の方が合っていますね。私もいまだにビズリーチでスカウトを打っていますからね(笑)。特に少人数のチームでプロジェクトを丸ごと担ってきたような方とは相性が良いと思います。そのような方は、事業に対してもちゃんと当事者意識があるのですよね。
齊藤
大手からの転職に不安を感じる方も少なくないかと思いますが、そのあたりは。
林様
もちろん、不安なのはよく分かります。ただ実際、年収でいえば今のFinatextの年収レンジは大手コンサルとそこまで変わりません。PM職やBizDevでも1,500万円クラスの年収を十分に出せるフェーズに来ています。むしろワークライフバランスでいえば私たちの方がいいかもしれません。現在は黒字化も達成し、健全に“攻め”に転じられるタイミングですね。
齊藤
まさにビジネス戦闘力が問われる場なのですね。
林様
そうですね。とはいえ“戦闘力”と言っても、要は「現場でちゃんと結果出してきたかどうか」です。どれだけ仮説を立てられるか、などのロジックを組めるかも大事ですが、それより「やり切れるか」です。Finatextはただ絵を描いて終わりではありません。サービスが世に出て、お客さまが使われるところまで責任を持つ。そこまでが仕事なのです。
そして、それを楽しめる方が向いています。「自分の仕事が社会のどこに届いているか」を見届けたい方。そういう方であれば、Finatextは非常に良いフィールドだと思いますね。
役職や階層にこだわらないフラットなカルチャー、組織の余白に飛び込むチャンス
齊藤
コンサル出身の方がFinatextで活躍されているとのことですが、御社ならではのカルチャーや、入社することのベネフィットについて教えてください。
林様
まず、ベンチャーを選ぼうとする時点ですでに「何かを変えたい」「もっと面白い仕事がしたい」という前向きな意思がある方だと思います。Finatextは、そういう“前に出たい方”にちゃんと応える土壌がある会社です。
組織としては非常にフラットで、役職や階層にあまりこだわりません。「これをやりたい」「こうした方がいい」と思ったことがあれば、すぐに経営メンバーと話せますし、意思決定に関わることもできる。人数がそこまで多くないから、逆に言うと“余白”が多いです。プレーヤーとして入ってきても、気づけば事業責任者になっている。そんな例も珍しくないです。
齊藤
実際にそういったスピード感でポジションにつかれる方もいらっしゃるのですね。
林様
はい。たとえば大手モバイル決済企業から来たメンバーは、半年で事業責任者になりました。もちろんポテンシャルや実績もありますが、Finatextには“その席が空いている”という状態がたくさんあります。急成長しているけれど、組織はまだまだこれから形を作っていく段階。だからこそ、自分で手を挙げてポジションを作っていけるし、実際に動いた方が報われる環境です。
評価制度もありますが、“名刺のタイトル”にあまり重きを置いていない社風なので、自分の影響力や責任を実力で証明するタイプの方には合っていると思います。
だからこそ、「会社を自分の色に染めてみたい」と思う方や、「意思決定に関わって、世の中を動かしたい」と考える方には、これ以上ないくらい面白いステージだと思いますね。

東京大学経済学部卒業。ドイツ銀行ロンドンのテクノロジー部門に新卒で入社した後、グローバルマーケッツ部門に移りロンドン・欧州全域の機関投資家営業に従事。ヘッジファンド勤務を経て2013年12月に株式会社Finatext(現・株式会社Finatextホールディングス)を創業。

Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。

アクシスコンサルティングは、コンサル業界に精通した転職エージェント。戦略コンサルやITコンサル。コンサルタントになりたい人や卒業したい人。多数サポートしてきました。信念は、”生涯のキャリアパートナー”。転職のその次まで見据えたキャリアプランをご提案します。
株式会社Finatextホールディングスの求人情報
募集職種 | BizDev×ITコンサルタント(プロジェクトマネージャー) |
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職務内容 | 証券プラットフォームのBaaSおよび保険プラットフォームであるInspireを活用したサービス構築や、スクラッチからの新規サービス開発を行います。グループのミッションを体現し、独自性や革新性を追求するサービス構築や、既存システムからの大規模移行プロジェクトもあります。これらをモダンなクラウド環境で構築し、DevOpsやSREの知見を持つ開発チームと共にプロジェクトの推進およびマネジメントを担当していただきます。 弊社のプロジェクトマネージャーはビジネスの中核を担う非常に重要な役割であり、以下のような幅広い役割を担っていただきます。 ・プロジェクト全体の統括マネジメント: プロジェクトの進行を総括し、リスク管理をふくめ全体マネジメントを行います。 また、弊社のユニークな点として、サービス提供者でありながら、パートナー企業と協業するプラットフォーマーでもあることが挙げられます。サービス提供者としてQCDを遵守しプロジェクトを遂行することはもちろん、プラットフォーマーとしてビジネスおよびシステムの両面で中長期的な発想も求められます。 プロジェクトの規模はおおよそ数十人月から100人月程度であり、ご入社後は実務経験や業務知識レベルを考慮して適切なプロジェクトにアサインいたします。また、シニアPMおよびメンターの支援を受けながら、ビジネスとシステムの両面でのオンボーディングを行います。 【キャリアパス】 |
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