デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 FSI部門 インタビュー/「インクルーシブな環境づくり」こそがカギ。多様性の力を引き出す、女性活躍タスクフォース

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下、DTC)のFinancial Services Industry(以下、FSI)部門では、女性の活躍推進を単なるスローガンに終わらせず、具体的な施策として「女性活躍タスクフォース」を設置。
タスクフォースは、女性だけでなく多様な背景を持つ全てのメンバーが自分らしく輝ける環境づくりを目指し、育休・産休制度の充実から、心理的安全性の確保、入社前からのきめ細やかなサポートまで、幅広い取り組みを展開しています。
今回は、FSI部門 執行役員の滝沢明子様、叶紗也様、そしてシニアマネジャーのキム・ジョンミ様に、女性活躍推進の具体的施策や組織文化、今後の展望についてお話を伺いました。
※2025年5月時点での内容です
Index
女性、外国出身…多様なバックグラウンドを生かし、活躍できる環境を求めてDTCへ
アクシス
まずは皆さまのご経歴をお伺いしてもよろしいでしょうか。
滝沢様
FSI部門保険ユニットでパートナーを務めております、滝沢と申します。DTCへ入社して約15年になります。
前職は外資系の総合金融事業会社です。保険、カード、不動産、リースなどグループ内の多岐にわたる金融事業会社を渡り歩く中で、日本企業の買収および価値向上(バリューアップ)に取り組んでいました。
しかし、私がちょうど産休・育休を取得していた時期に、当時の勤務先が売却されるという出来事があり、「変える側」から「変えられる側」になりました。やはり変革を主導できる環境の方が面白かったので、コンサルティングファームでのキャリアを志すことを決めました。それが現在のDTCです。
DTC入社後は、主に保険会社の成長戦略を支援し、新規事業の立案やマーケティング戦略の策定・実行支援を行っています。特に少子高齢化が進む日本市場において、持続的な収益確保に向けたソリューション提供に注力しています。
叶様
叶と申します。私は今年(2025年)2月に入社し、現在はFSI部門のG&I(Growth & Innovation)ユニットに所属しております。
前職は20年以上、コンサルティングファームに在籍し、さまざまな業界のクライアントに対して、戦略策定やビジネス変革を支援してきました。また、グローバル案件にも数多く関わり、クロスボーダーでのプロジェクトも経験しています。
その後、グローバルIT企業に転職し、金融機関向けデジタルトランスフォーメーション推進責任者として、最新のデジタルソリューション活用基盤の構築やクラウド移行プログラムの統括を担当しました。
これらの経験を通じて、組織横断的なリーディングやプロジェクト推進に携わる中で、意思決定の迅速性や組織の機動性の重要性を痛感しました。「もっと変革に対してオープンな企業文化を持つ環境で、自分の経験や能力を最大限に生かせる場はないだろうか」と考えるようになりました。そして、新たな挑戦を求めてDTCへの転職を決意しました。
キム様
デロイトのFSI部門保険ユニットでシニアマネジャーを務めております、キムと申します。今年(2025年)2月に入社しました。
前職では、グローバルコンサルティングファームおよび外資系再保険会社に在籍し、グローバルな環境での幅広い業務に従事してまいりました。主に、グローバル金融業界向けにITを活用した大規模なビジネストランスフォーメーションや業務改善に関するアドバイザリーサービスを提供するとともに、アジャイル手法を活用したプロジェクトおよびプログラムマネジメントを推進しました。
また、AIやブロックチェーンを活用したPoCの開発をはじめとするインシュアテック関連のイノベーション業務にも携わりました。さらに、引受査定ソリューションの導入やクラウド化を含むITモダナイゼーション関連業務も担当しました。
アクシス
この2月に入社されたお二方にお伺いしたいのですが、数ある選択肢の中でDTCを選んだ決め手は何だったのでしょうか。
叶様
私がDTCを選んだ理由は、オープンで透明性のあるコミュニケーションと、女性活躍を本気で推進する姿勢に強く共感したからです。
選考プロセスでは、執行役員候補としてトップのボードメンバーと直接お話しする機会がありました。どんな質問にも率直に答えて頂き、会社の方向性や価値観が明確に伝わりました。また、女性活躍支援についても、単にスローガンを掲げるだけでなく、具体的な仕組みづくりに対する本気の意気込みを感じました。
私は女性であり、かつ外国出身という立場から、これまでの職場では「もっとこうしたら良いのに」と思うことが少なくありませんでした。自分の経験を生かして、多様な女性が働きやすい職場をつくりたいという思いがありましたが、それを実現できる環境は限られていたのです。
一方、DTCでは、すでに女性活躍推進の制度は整っていますが、今後も変化に対応し続ける姿勢があります。面接時に「叶さんの意見も参考にしたい。オープンにいろいろアイデアを出してください」と言われ、意見を提案し、実際に反映される可能性を感じました。他の企業と比較しても、このオープンさと実現に向けた意気込みが明確で、DTCを選ぶ決め手になりました。
アクシス
キムさんは、最終的に御社に入られた決め手はありますか?
キム様
DTCを選んだ理由は、自分の専門性を最大限に生かし、さらに発展させることができる環境だと感じたからです。これまでグローバルな環境で培ってきた知識や経験を、DTCというプラットフォームを通じてさらに広げ、役立てることができると考えました。また、デロイトのグローバルネットワークや幅広いプロジェクト領域は、自身のスキルを活用しながら新しい挑戦を続ける理想的な環境であると感じています。
さらにインクルーシブな職場環境の構築や多様性を尊重する取り組みを重視している点にも強く共感しました。
面接官の方々が非常に親身で誠実な態度で対応してくださったことも、私にとって大きな安心感を与えてくれました。新しい環境に飛び込む際には、未知の領域での挑戦に対する期待と同時に不安も伴いますが、DTCであればそうした不安に対しても十分なサポートが得られると感じたのが最終的な決め手になりました。
Day1から活躍できる体制を3カ月前から用意
アクシス
実際に入社されて、2カ月が経ちましたが、職場の雰囲気やサポート体制はいかがでしょうか?
キム様
「コンサルティングファーム」というと、堅苦しいイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に働いてみると想像以上に風通しが良く、サポート体制が充実しており、非常に働きやすい環境であると感じています。
体制として最初、パートナーがコーチとしてアサインされ、業務面だけでなく、会社のプロセスについても丁寧にサポートして頂きました。気軽に質問できる環境が整っていたため、オンボーディングの段階からスムーズに仕事に取り組むことができました。
さらに、ゴール設定時に話し合った希望が積極的にアサイン時に反映されて、単に1人に責任を任せるのではなく、チーム全体で協力しながら進める姿勢が強く感じられ、安心して業務に集中できる環境が整っていました。
このように、自由な意見交換や充実したサポート体制が私にとって非常に働きやすい環境を生み出しており、日々成長とチャレンジを続けられる職場だと感じています。
アクシス
叶様は、実際に入社してみてのご感想はいかがでしょうか?
叶様
入社後に特に感じたことが2点あります。
まず1点目は、心理的安全性です。入社してすぐに多くの方に紹介して頂き、さまざまな部門の方とつながることができました。新しい環境で「誰も知らない」「右も左も分からない」という孤立感を感じることなく、非常に温かく迎え入れてもらい、DTCとして社内ネットワークづくりに非常に力を入れていることを強く実感しました。
2点目は、入社後「90日での目標設定・振り返り」の制度が仕組みとして整っていることです。一定期間ごとにマネジメントがフィードバックの場を設定し、入社後の経験や感想、今後の目標について話し合うことができます。
具体的には、「働いてみてどう感じたか」「改善すべき点はあるか」「さらに良くするための提案はあるか」などを率直に話し合う場が設けられており、トップマネジメントや人事もこの場に参加します。
多くの人に温かく受け入れてもらい、自分の考えを率直に伝えることができる環境で、入社したばかりとは思えないほど、濃密で充実した時間を過ごしています。
滝沢様
実はお二人が入社されるはるか前から、パートナーたちとお二人のことを話し合っていました。なぜかというと、入社がゴールではなく、その後にいかに成長し、輝いて頂けるかが最も重要だからです。それが最終的に私たちファーム全体の成長にもつながります。
お二人のご経歴をもとに、どのように活躍して頂けるか、クライアントにどんな価値を提供頂けるかまで具体的に検討してきました。本来は男女に差があってはならないのですが、現実として男性比率が高い業界の中で、特に女性は最初のきっかけがないと活躍しにくいと感じることもあります。
だからこそ、その壁を取り払うため、入社前から多くの人にお二人のことを知ってもらい、チームに巻き込む工夫をしてきました。この「土俵」は、入社初日(Day1)から整えておくことが大事だと考えています。つまり、入社した瞬間から活躍できる環境を用意することが、私たちの責任だと思っています。
もちろん、この取り組みは今回に限ったことではありません。他の候補者の方々についても同じように、入社後どのように活躍頂けるかをしっかりと考えています。だからこそ、入社が決まった時は本当にうれしかったです。満足して頂けたということですから。
叶様
まさにおっしゃる通りです。入社前から、「こういうことを一緒にやっていきたい」と具体的なお話を頂き、そのおかげで、本当に転職したとは思わないくらい、前からずっと一緒に仕事をしていたような、シームレスな環境でスタートできたと感じています。
また、組織は大きいにもかかわらず、非常に風通しが良いと感じます。リーダーやユニット長もオフィスで顔を合わせればフランクに話しかけてくれますし、確認したいことがあれば、メールを送るとすぐに反応があり、必要であればミーティングが設定されて闊達な協議がなされます。
さらに、性別やランクに関わらず、オープンに情報を共有し、協力し合う姿勢が自然に根付いているのも魅力です。実際に、女性も主体的に活躍しており、タウンホールミーティングでは積極的に発言し、主催側としてリードする姿も見られます。
「見えない壁」を超えて全員が輝ける環境づくり
アクシス
FSI部門において、インクルーシブな環境づくりに向けた具体的な取り組みや、文化として大切にされていることがあればお伺いしたいです。
滝沢様
FSI部門では、インクルーシブな環境づくりの一環として、有志メンバーによる「女性活躍タスクフォース」を設置しています。このタスクフォースは、女性に限らず、国籍や言語、さらには育児や介護など、多様な背景を持つメンバーが自分らしく輝ける環境づくりを目指しています。
特に意識しているのが、「見えない壁」の問題です。たとえば、同じ職務要件が提示された場合、男性は5つのうち3つの要件を満たすと「自分はできる」と感じる一方で、女性は5つのうち3つしか満たせないと「自分には無理かも」と感じてしまうような「インポスター症候群」の傾向がある方も少なくありません。こうした自己評価の違いが、女性の挑戦を阻むことがあるのです。
また、この違いがマネジメント層に誤解を生むこともあります。たとえば、同じスキルを持つ人が2人いて一方は積極的に自己アピールをし、一方が控えめに見える……という状況があったとして、社会的・構造的理由から後者の役割を無意識に担ってしまう女性も少なくありません。結果として「女性の方がやる気がない」と捉えられてしまうことがあります。こうした課題を解決するために、FSI部門では次のような取り組みを行っています。
■スモールグループディスカッション
性別や国籍等による違いについてメンバー同士が率直に意見を交換し、相互理解を深める。上司やマネジメント層も参加し、無意識のバイアスを認識し、多様な視点を共有。
■講演会やケーススタディーの共有
DEIが進んでいる他社の多様な働き方や視点を理解し、お互いを尊重できる文化を醸成。
アクシス
活動を始めたきっかけについて教えて頂けますか?
滝沢様
DTCでは10年以上前からDEIの取り組みがありました。全社的な施策に加え、FSIでは4年ほど前に、FSI独自の活動を立ち上げました。ウェルビーイングが注目される中で、私たちも一人ひとりの働きやすさをどう実現するかを考えたことがきっかけです。その際、まずはマイノリティーに注目し、多様性の尊重が重要だと判断しました。なぜなら、組織が成長し続け、クライアントに価値を提供するためには、多様な視点や経験を持つメンバーが不可欠で、メンバーに多様性がなければ、発想も限られ、提供できるアイデアも平凡なものにとどまってしまうからです。
活動を始めた当初は、「DEIは特定の人を優遇しているだけでは?」という誤解もありました。しかし、現在では「DEIはDTCが成長し、クライアントに価値を提供するために必要不可欠である」という認識が広がり、異なる価値観を尊重しながら建設的に議論できる土壌が整っています。
アクシス
社内のコミュニケーションにおいては、どのような取り組みをされていますか?
滝沢様
FSI部門では、マネジメント層が「傾聴力」を重視し、アクティブリスニングを実践しています。これは、単に聞くだけでなく、発言の少ないメンバーにも積極的に意見を求め、その視点を尊重することを指します。特に女性や若手メンバーにも発言機会を確保し、チーム全体で意見を共有しやすい環境を整えています。
また、タウンホールやパネルディスカッションでもスピーカのメンバー構成に多様性を担保する、「Panel Promise」というデロイト トーマツ グループ独自の取り組みの徹底を基本としています。これにより、多様な視点が確実に反映され、これまで発言機会が限られていたメンバーにも発言の場が増えています。
叶様
さらに付け加えると、DTCには「制度を活用できる環境」がしっかり整っています。周りのサポートや理解があるため、社員は自分のライフイベントに合わせて優先順位をつけたり、「やります」と自分から手を挙げたりすることができます。
また、オンラインの勉強会や研修では、職位の高い方やプレゼンテーション力の高い方ばかりが発言するのではなく、全員が意見を述べられるよう工夫されています。これにより、誰もが自信を持って意見を共有できる環境が整っているのです。
マネジメントの皆さんが日々、こうした土壌を大切にしながら社内のコミュニケーションを図っています。これは他の会社と比べても大きな違いだと感じています。
育休・産休は当たり前。多様なライフスタイルを支える制度と万全のサポート体制
アクシス
インクルーシブな環境づくりやジェンダー平等の推進に向けた制度面についてお聞きしてもよろしいでしょうか?
滝沢様
FSI部門ではフレキシブルな働き方を支えるための制度が非常に充実しています。デロイトとして厚生労働省認定の「えるぼし」や「くるみん」も取得しており、公的にも働きやすい職場として評価されています。
たとえば、育休や産休はもちろん、時短勤務、介護休暇、さらには事由を問わないフレキシブルワーク制度も可能です。理由に制限がないため、一人ひとりが自分のキャリアやライフスタイルに合わせた働き方を選べます。
また、育休・産休からの復職時には「スタートアップ期間」を設けており、復職後の3カ月間は柔軟な働き方が可能です。たとえば、徐々に職場に戻れるよう勤務時間を調整したり、家庭の事情に合わせたサポートを提供したりしています。
実際、FSI部門には5月に復職される方が複数いらっしゃるのですが、1人は3人のお子さんがいて、2回目の復帰になります。チームとしては、彼女が無理なく働けるよう、通常1人のプロジェクトマネジャー(以降、PM)で進めるプロジェクトに、もう1人のサポートPMを配置する等の工夫をしています。何かあった時にすぐ対応できるようにするためですね。
キム様
実際にFSI部門では、男性職員による育休取得が進んでいると感じます。入社して間もない2カ月目の頃、同僚が配偶者の出産に合わせて育休を取得することになり、そのサポートのためにプロジェクトのアサインについて話し合う機会がありました。この経験を通じて、「男性も育休を取るのが当然である」という文化があることは印象的でした。
叶様
私のチームでは、アサインメントを検討する機会が週1回あり、どのメンバーがどの案件にアサインされているか、誰が休暇中か、いつ復帰予定なのかをチーム全体で共有しています。
たとえば「〇〇さんが、〇日まで休職に入っている」「△△さんは、いつ戻ってくる」という情報も自然に共有されていて、誰かが休んでもチーム全体でカバーできる体制が整っています。
もちろん、全員が同時にプロジェクトに参加できるのが理想ですが、各メンバーの事情に合わせて「分担」して業務を進められる仕組みが整っています。これは、制度があるだけでなく、チーム内で自然にサポートし合う文化が根付いているからだと思いますね。
多様性が当たり前になる日まで、デロイトのDEI推進は止まらない
アクシス
組織として、今後どのような方向を目指していくのでしょうか?
滝沢様
目指す究極の姿は、この活動自体がいらなくなることです。つまり、多様性やインクルージョンが当たり前になり、誰もが自分の価値を自然に発揮できる組織になることです。
この10年で、社会全体の動きも非常に速くなり、情報は瞬時にアップデートされます。それに対応するためには、多様な視点や専門性が欠かせません。モノカルチャーでは、もはや複雑な課題に対応できない時代です。DTCとしても、ビジネストランスフォーメーションを支援する中で、多様なメンバーの力を生かすことが求められています。
だからこそ、私たちはビジネスの成長戦略としてインクルーシブな環境づくりをこれからも重視し、多様なメンバーが自分らしく働き、成長できる環境をこれからも守り続けていきます。
アクシス
今後のキャリアや目指していきたい方向についてお伺いできますか?
叶様
「死ぬまで勉強」は続けていきたいですね(笑)。コンサルティング業界は、スピードも速いし競争も激しい。そんなイメージをお持ちの方が多いと思いますが、私にとっては成長の宝庫です。どんなに良い大学を出たとしても、学校で学んだことがそのまま仕事で使えるわけではありません。社会人としての経験を積みながら成長していく必要がある。そういった意味で、コンサルティングは「実践の大学院」だと感じています。
特にDTCは、最先端の知識が常にアップデートされ、グローバルな視点も取り入れられている。これが非常に大きな強みです。だからこそ、自分は「まだまだ足りていない」と感じられるのです。経験は積み重ねていますが、それに安住せず、新しいことを学び続ける姿勢が必要だと強く感じています。
今後は、新たな事業分野での突破口を開くことにも挑戦していきたいです。従来のアドバイザリー業務の継続的な拡大に加え、テクノロジーのI(インプリメンテーション)やO(オペレーション)といった事業分野にも注力し、さらなる成長を目指します。挑戦することで自分の成長につながり、それがチームやファーム全体の成長にも寄与できると思っています。
アクシス
キムさんはいかがでしょうか?キャリアプランとして目指していることがあれば教えてください。
キム様
私にとってコンサルティングとは、「クライアントの課題解決をいかに効果的にサポートできるか」が大事だと考えています。特に、グローバルな環境や知見を最大限に活用し、日本国内外のクライアントに対して最適なソリューションを提供することを目指しています。
その中で最も重視しているのは、クライアントとの信頼関係の構築です。単なるビジネスパートナーにとどまらず、クライアントの課題を深く理解し、本当に必要とされる支援を提供することに努めています。日本のクライアントに対しても、グローバルな知識や経験を生かしながら、親密で信頼される関係を築くことを目指しています。
また、私は多様性の重要性を深く認識しており、異なる視点や経験を持つメンバーが集まることで、新たな発想が生まれ、より優れたソリューションを創出できると確信しています。そのため、多様性を最大限に生かしたチームビルディングを通じて、より高い成果を生み出せる環境を構築したいと考えています。
特に、多様性を尊重したリーダーシップを発揮することで、チームメンバー一人ひとりが持つ能力を最大限に引き出し、全体としてのパフォーマンスを向上させることに貢献したいと考えています。このような取り組みを通じて、組織やチームにポジティブなインパクトを与え、持続的な成長と成功を支える存在でありたいと考えています。
真のグローバル企業、DTCで広がるキャリア
アクシス
最後に、候補者様へメッセージをお願いします。
滝沢様
新しいことにチャレンジしたい方には、ぜひDTCに来て頂きたいと思います。業界は常に変化し、今までの常識が非常識に変わることも珍しくありません。「なんでこれ、変わらないのだろう」と今の職場で感じている方や、自分が業界を変えたいという思いを持っている方は、ここでその力を発揮できます。活躍の土壌は十二分にありますし、挑戦することで新しい自分に出会えるはずです。
叶様
DTCはビジネスコンサルティングというイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。ITソリューションのインプリメンテーション(実装)や運用・保守など、エンドツーエンドで新たな価値を提供できる場が広がっています。たとえば「自分の経験は生かせないかも」と感じていた方も、多様なプロジェクトを通じてそのスキルを生かし、成長するチャンスがあります。
特に私が強く感じたのは、DTCは真のグローバル企業であるということ。入社してすぐにキムさんと提案活動を行ったのですが、そのチームはインド、イギリス、アメリカ、ドイツなど、多国籍のメンバーで構成されていました。インドのデリバリーセンターとも毎日密に連携し、オンラインで意見を交わしながら提案を進めました。
DTCは、同じ場所で多様な知識を持ち寄り、活発な議論をリアルタイムで行うFace to Faceでのコミュニケーションも重視しているからこそ、ただのバーチャルな連携にとどまらず、実際に一緒に議論し、学び合える環境があります。
こうしたグローバルな環境で成長し、新しいことに挑戦したい方には、DTCは最適な場所だと思いますね。
キム様
社内で「十分な成長機会が得られず、あまり魅力的でない業務に携わっている」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。DTCでは、新しい挑戦やグローバルな環境で多様なメンバーと仕事をすることで、自分のキャリアを新しい方向に広げられます。
社会に変革をもたらし、自身の経験を生かして新たな価値を創出したいと考える方にぜひお越し頂きたいと考えています。
私自身も、クライアントの課題解決に向けてデロイトの広範なネットワークとグローバルな知見を活用し、多角的かつ戦略的な視点から価値を提供することに注力しています。

外資系総合金融事業会社を経てDTCに入社。2020年よりFSI部門保険ユニットにて執行役員パートナーを務める。主に保険会社に対する成長戦略の立案と実行支援を手がけており、新規事業開発、マーケティング戦略立案、ブランディング、商品チャネル設計、統合、組織改革、業務改善を数多く手がける。直近では、金融庁主導の「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」および金融審議会「損害保険業等に関するWG(Working Group)」委員を務める。

これまで、監査法人系コンサルティングファームにて、製薬、製造、小売、商社、金融サービスなど多業種のクライアントに対し、BPRやマーケティング戦略、デジタル戦略の策定と実行支援を中心としたコンサルティングサービスを提供してきた。その後、グローバルIT企業でパートナーとして金融サービス分野のデジタル変革に注力。AIやデータ分析を活用した顧客体験革新プロジェクトの推進や、クラウド移行とアジャイル開発手法の導入を支援するなど、DX関連案件に多数従事した。現在はDTC金融セクターのマネジングディレクターとしてクライアントのビジネス変革やITサービスのデリバリーに取り組んでいる。

2025年2月にDTCに入社。FSI部門の保険ユニットに所属し、シニアマネジャーとして従事。これまで、監査法人、大手グローバルコンサルティングファーム、外資系再保険会社での経験を経て現在に至る。主にグローバル金融業界を対象とした大規模なITを活用したビジネストランスフォーメーション、業務改善アドバイザリーサービス、ITモダナイゼーション、アジャイル手法でのプロジェクト・プログラムマネジメントを専門としている。現在はグローバル組織再編プロジェクトに加え、AIやデジタル化に関連するイニシアチブの推進活動にも従事している。

DTCは国際的なビジネスプロフェッショナルのネットワークであるDeloitte(デロイト)のメンバーで、日本ではデロイト トーマツ グループに属しています。DTCはデロイトの一員として日本のコンサルティングサービスを担い、デロイトおよびデロイト トーマツ グループで有する監査・税務・法務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリーの総合力と国際力を活かし、あらゆる組織・機能に対応したサービスとあらゆるセクターに対応したサービスで、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援するファームです。4,000名規模のコンサルタントが、デロイトの各国現地事務所と連携して、世界中のリージョン、エリアに最適なサービスを提供できる体制を有しています。

アクシスコンサルティングは、コンサル業界に精通した転職エージェント。戦略コンサルやITコンサル。コンサルタントになりたい人や卒業したい人。多数サポートしてきました。信念は、”生涯のキャリアパートナー”。転職のその次まで見据えたキャリアプランをご提案します。
DTC FSIの求人情報
募集職種① | BCM(銀行・証券領域) |
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職務内容 | 金融(銀行・証券)業界向けコンサルティングサービスに従事して頂きます。 |
応募要件 | ================================ ・オープンマインド ・チームプレイヤー/コラボレーター ================================ ★金融ビジネスに対する戦略コンサルタント★ 〇コンサルファーム出身者/マネージャークラス(SM・M) ・【経験業務】 ・【語学・海外経験】 〇コンサルファーム出身者/スタッフクラス(SC・C) ・【経験業務】 ・【語学・海外経験】 〇コンサルファーム以外(事業会社出身者)/スタッフクラス(SC・C) ・【職種・部署/経験業務】 ・【英語力】 ★金融ビジネスに対するオペレーション・ITコンサルタント★ 〇コンサルファーム出身者/マネージャークラス(SM・M) ・【経験業務】 ・【語学・海外経験】 ・【資格・専門知識】 〇コンサルファーム出身者/スタッフクラス(SC・C) ・【経験業務】 ・【語学・海外経験】 |
募集職種② | G&I(金融×Digital/Technology領域) |
職務内容 | ◆G&I:Growth & Innovationチーム(金融業界向けコンサルティングサービスおよびオファリング開発) Digital & Technology領域 Finance & Performance 領域 上記に関わるコンサルティングサービスに従事していただきます。 |
応募要件 | ■Digital & Technology領域 【求める能力・経験】 ■Finance & Performance |領域 【求める能力・経験】 |
募集職種③ | INS(保険領域) |
職務内容 | 金融(保険)業界向けに下記コンサルティングサービスを提供 |
応募要件 | 〇コンサルファーム出身者 ・【経験業務】 ・【英語力】 ・【職種・部署/経験業務】 ・【英語力】 ・Technology領域におけるアーキテクトとしてのご経験をお持ちであること ・ハンズオン型でのデリバリーのご経験をお持ちの方 ・日本を拠点としたグローバルFintechコミュニティでのご経験や、金融機関やスタートアップと協業しながら、 |