株式会社AVILEN インタビュー/『データ資本経営』実現への道──AI内製化支援にかけるAVILENの覚悟

株式会社AVILEN インタビュー/『データ資本経営』実現への道──AI内製化支援にかけるAVILENの覚悟

株式会社AVILEN(以下、AVILEN)は、「データとアルゴリズムで人類を豊かにする」というパーパスを掲げ、未来の経営モデル「データ資本経営」の実現を目指すAI企業です。2017年の創業以来、黒字経営を継続しながら着実に成長を遂げ、現在は900社以上の企業との取引実績を誇ります。
同社の特徴は、AI戦略策定から実装、内製化支援まで一貫したサービス提供にあり、特に内製化支援においては「E資格」合格者数で9期連続全国1位を獲得するなど、圧倒的な人材育成力を武器としています。

2023年にIPOを果たした後は、積極的なM&A戦略と大胆な資本提携を通じて非連続な成長を実現。郵政グループ、三菱UFJ、大塚商会といった大手企業との20%超の資本提携を推進し、技術革新と事業基盤の融合による新たな価値創造を加速させています。

今回は、同社代表取締役 高橋光太郎様と、Data & AIソリューションチーム責任者の満野翔様に、急成長するAI市場における独自の戦略、技術×ファイナンス両軸での事業展開、そして労働人口減少という社会課題に本気で挑む組織の魅力と求める人材像について詳しくお聞きしました。

未来の経営モデル「データ資本経営」で人類を豊かにしたい

中村
AVILENという会社について教えてください。

高橋様
AVILENは、「データとアルゴリズムで人類を豊かにする」というパーパスを掲げるAI企業です。

AIと一口にいっても、そのアプローチや強みは企業によってさまざまですが、私たちが重視しているのは、AIが当たり前になるこれからの時代に、企業のあり方そのものを根本から再設計すること。そして、その変革をクライアントと「ともに創る」ことにあります。

今「人的資本経営」という言葉が注目されていますが、私たちはそこに「データ資本経営」という視点を重ねています。つまり、AIがデータをもとに意思決定を支え、企業の中枢を担っていく。そんな未来の経営モデルを、現実のものにしていきたいと考えています。

人が運転していた車が、いまやAIによって自動で走りだすように。企業もまた、AIとともに次のフェーズへと移行していく。その未来をともにつくるパートナーであること、それがAVILENの存在意義です。

中村
具体的には、どのような事業を展開しているのですか?

高橋様
AIファースト・カンパニーを企業の皆様とともにつくるために必要な3つの柱の事業が存在しています。

1つ目は、AI戦略策定の支援です。企業がAIをどのように活用し、どのようにビジネスや組織の変革を進めていくのか、その構想をクライアントとともに設計しています。

2つ目は、生成AIを含むAI技術を活用したソフトウエアの開発・導入です。PoC(概念実証)で終わらせず、実業務への実装までを見据えた取り組みを行っています。

3つ目が、内製化支援です。これはAVILENの創業時からの強みであり、企業がAIを自らの力で使いこなせるようになるための人材育成や組織支援を行っています。

こうした取り組みを通じて、これまでに900社以上の企業とお取引しております。

中村
AIが普及する中で業務のあり方はどう変わっていくとお考えですか?

高橋様
AIによって、予測・自動化・組織知化・パーソナライズ化することができ、それによって顧客体験も、従業体験も圧倒的に良くなります。
業務は人とAIの両方によって行われるようになり、人のミッションが変わり、より創造的な業務やプリミティブな業務に関わるようになります。

たとえば、人事領域は、大きく変わっていく分野の1つだと考えています。現在の採用活動や人材配置、1on1面談などは、基本的に全て人が手動で行っており、人事システム(ATSやHRSなど)が導入されていても、十分なデータが蓄積されていないケースが多く見られます。
AIエージェントが、日程調整やリマインド連絡、場合によっては電話の自動発信まで担えるようになってきています。
また、AIを導入すれば、会話の録音や面談内容を自動で記録し、必要なデータが自然と蓄積されていきます。そのデータをもとに、候補者に最適な求人をレコメンドしたり、キャリアアドバイザー(CA)と候補者をマッチングしたり、CAの業務支援をAIができたります。

こうなると、業務のやり方だけでなく、企業全体のオペレーション構造そのものを見直す必要が出てきます。AVILENでは、そうした未来の業務構造を描き、必要な技術を開発し、それを支える人材の育成までを含めた支援を行っています。

すでに、AIを活用したダイレクトリクルーティングの実装も始まっており、AIが候補者の選定からメッセージの作成・送信、面談調整、レポート作成までを自動で行う事例も出てきています。人がほとんど介在せずとも、企業と候補者が結びつく世界観が、すでに現実のものとなりつつあります。

中村
一方で、AI導入にあたっての課題もあるのではないでしょうか?

高橋様
まさにそこは大きな論点だと思いますね。現在は生成AIが注目され、「まずはPoCだけやってみよう」という動きも多いのですが、実際にはPoC止まりで終わってしまうケースが非常に多い。これでは時間もリソースも無駄になりかねません。

AI活用がPoCで止まらず、進む場合でも、運用段階ではいくつかの課題があります。まず、重要なのは、AIも人間と同様に精度が100%ではない、という前提に立ったうえでの業務に組み込む設計が必要です。それを乗り越えるためのオペレーション設計や、そもそものやり方への見直しや、変更へのイノベーションのジレンマ的な壁も大きな課題になります。

また、AIを自社でコントロールできないことによる“ベンダーロックイン”です。社内に知見がないままベンダーに丸投げしてしまうと、後々、自走できない組織になってしまう。だからこそ、私たちは「AI戦略策定」「AI実装」「内製化支援」という3つのサービスを通じて、本気で変革にコミットする体制を取っています。

高橋様

攻めのM&A戦略を加速──AIベンチャーとの共創と大胆な資本提携で非連続成長へ

中村
AVILENはどのような戦略や強みで成長を遂げているのでしょうか?

高橋様
私たちは、IPOを経て、M&Aや資本提携を積極的に活用しながら、非連続な成長を実現していく戦略を取っています。実際、直近の四半期決算でも売り上げは前年比33%増、粗利も順調に伸びています。中でも注目なのが、AIソフトウエアの売上高が63%成長している点です。これは、上場企業の中でもトップクラスの成長率だと思います。

創業以来、黒字経営を継続しているという点でも、スタートアップにありがちな不安要素を払拭できていると思います。

中村
積極的にM&Aや資本提携を行っている理由や狙いについて教えていただけますか。

高橋様
もちろん、他社でもM&Aを行っている企業はありますが、AIベンチャーを本気で仲間に しているのは、AVILENだけだと自負しています。

というのも、生成AIの技術は日々ものすごいスピードで進化していて、その領域も非常に広い。1社で全てをカバーするのは現実的に不可能です。だからこそ、外部の優れたAIベンチャーと資本関係を結び、チームとして仲間になっていただく。そうすることで、技術や知見、案件、仲間そのものを獲得できるという戦略を取っています。

さらに、AIベンチャーだけにとどまらず、システム企業など、AIファーストカンパニーをともにつくるパートナーとして必要なケイパビリティを拡大するために、M&Aを通じた仲間集めを進めたいと考えています。

コンサルタントの視点で見ても、新しい技術を自社の中で扱える環境が整えば、描ける絵のスケールが広がる。それって、ものすごく面白いことだと思うのです。

中村
資本提携についてもユニークな点があると伺いました。

高橋様
はい、多くの企業は出資といっても2〜3%程度にとどまっていて、実質的な連携に結びついていないケースがあります。

私たちは、事業連携につながるような大胆な資本提携を行っています。たとえば、郵政グループは4,000億円のDX予算があり、DXに本格的に取り組んでいます。三菱UFJ(以下、MFG)は日本有数の金融基盤を、大塚商会は日本一の営業網を有しています。そうした企業と真剣に 向き合い、ともに大きな絵を描く。これが私たちの資本戦略の強みです。

何をお伝えしたいかというと、創業者や経営陣が株を握って身動きが取れなくなるような構造ではなく、事業会社としっかり手を組み、連携によって価値を生み出すことに全力を注いでいるということです。現在も、20%を超える資本提携はすでに2件あり、今後もこういった提携は増やしていきたいと考えています。

原点はAI×教育。だからこそ内製化支援に本気で向き合える

中村
AVILENが他のAI企業と異なる点について教えてください。

高橋様
私たちの大きな特徴の1つが、内製化支援に対する徹底したコミットメントです。多くのAI企業がプロダクトやパッケージの提供に重きを置く中で、私たちは「AIを自社で活用・運用できるようになる」ことをゴールに据えた支援を行っています。

前述の通り、創業当初から、AIリテラシーを底上げするための教育メディアの運営や法人向け研修を実施し、技術だけでなく実装と運用の両面で伴走してきました。その成果の一例が、AIエンジニア向けの民間資格として最も認知度の高い「E資格」で、AVILENは9期連続で合格者数全国1位を獲得しています。つまり、人材育成の「量」と「質」の両面において国内随一の支援体制を築いてきた証しだと考えています。

AVILENの内製化支援は、教育や研修にとどまりません。未来のビルドアップ、つまり企業がAIを前提に業務や組織を再設計するフェーズにも本気でコミットしています。自社開発環境の構築に加えて、現場での実務を通じて、社員の方々がAIを使いこなせるようになるまで丁寧に支援しています。

経営において必要な変革は、大きく2つあります。

1つ目は、既存事業の構造改革です。AIを活用することを前提に業務プロセスを再設計する必要がある。そのためには、社員一人ひとりのAIリテラシーを底上げし、適切な教育環境を整えることが不可欠です。

2つ目は、AIを組み込んだプロセス設計です。誰がやっても同じ品質を保てる仕組みをつくるところから、業務の再現性を高め、AIが自然に組織の中で稼働するオペレーション設計が必要です。

たとえば、キリンホールディングスでは600人規模の社員に対し生成AI研修を実施。企業全体が変革に向けて本気でコミットする動きが加速する中、私たちは“伴走パートナー”として支援しています。

こうした変革には、エース人材の育成と、組織全体の底上げの両方が不可欠です。簡単なことではありませんが、AVILENは創業当初から教育とAIの両輪で事業を築いてきた経験と蓄積こそが、他社にはない強みだと自負しています。

中村
そうした内製化支援を支える人材基盤についてもお聞きしたいのですが。

高橋様
はい。AVILENのもう1つの強みが、圧倒的な技術人材プールの存在です。こちらは口コミなどで集まったコミュニティーで、現在約400名が在籍しており、いずれも独自のテストで選抜された精鋭人材です。

この中から、創業以来8年間で約30名を正社員として採用しています。つまり、AVILENは優秀な技術者とともに成長できる仕組みと文化を持っているということです。これにより、クライアントへの価値提供の質を常に高く維持できていると自負しています。

高橋様

AI市場はこれからが本番。構想×実装の力が問われる時代へ

中村
現在、世の中が大きく変わっていく中で、今後のAIを取り巻く世界観について、どのように見ていらっしゃいますか?主要プレーヤーである大手SIer、コンサルティングファーム、AIベンチャーについてお伺いしたいです。

高橋様
生成AIの業務組み込みが前提となり、AIと働く、AIが働く世界が当たり前になっていきます。
実際に、コーディングのあり方そのものも変わりつつあります。現時点では『Devin』や『Cursor』などAIによる支援ツールが出てきていますが、5年後、10年後には、開発そのもののあり方がまったく違ったものになっているはずです。

なので、今後、それぞれの立ち位置は、どう動くかによって大きく変わっていくと考えています。

SIerの売り上げの大半を占める基幹システムのあり方自体が、これからの10年で大きく変わっていくと考えています。というのも、人がシステムを操作して業務を行うという構造が、AIの進化によって大きく変化するからです。近い将来、業務のインターフェースは「話しかける」か「チャットする」だけになるかもしれません。そうなれば、基幹システムも、従来のような設計とはまったく異なる形になるでしょう。
大手SIerは、革新的なAIサービスを自ら生み出すプレーヤーというより、「海外製の優れたAIを、日本の大企業の複雑なシステムに安全・確実につなぎこむ」最大のインテグレーターとしての地位を盤石にする存在です。いわば、「攻めのDX」の旗手というよりは、「守りのDX」を確実に実行する担い手となるのではないかと思います。

コンサルティングファームについては、戦略の“絵”を描く力にたけていますが、いかに実装・運用フェーズまで責任を持ち、現場を動かせるかが問われている側面もあると感じています。

こうした背景もあって、BCGやマッキンゼーのようなファームもテクノロジー部門の強化を進めています。この流れはベンチャーも同じです。私たちももともとはテクノロジーを出発点にしていますが、それだけでは社会を変えられません。今は技術×ビジネスの視点の融合が必要不可欠です。

つまり、「AIが当たり前の世界をどうつくっていくか」という目標は同じでも、プレーヤーごとに登り方が異なるということ。AVILENは、テクノロジーを核にしながら、ビジネスや戦略の視点を重ね、柔軟に進化していく道を選び、高い専門技術とビジネスの両面でイノベーションを実現していきます。

中村
非常に理解できました。各領域に強みのアセットがある中で、それを起点にAIでどう変革していくのかが問われています。御社はAI技術をコアに持ちつつ、戦略設計から実行まで一貫して担える点が大きな強みですね。

高橋様
おっしゃる通りです。ベンチャーの強みは、技術革新のスピードに柔軟に対応できることです。できることを理解していなければ、そもそも未来を構想することはできません。その点で、私たちはこの変化の速さをむしろ追い風と捉えています。

中村
一方で、たとえばOpenAIがソフトバンクと連携して日本企業に直接営業する動きなど、外部環境の変化についてはどう見ていますか?

高橋様
まず前提として、AI領域は市場が非常に大きく、まだプレーヤーが足りていないというのが現実です。

「AIを導入する」ことは、ツールの追加ではなく、業務や組織の根本的な再設計を意味します。そうした変革に対応できる企業は限られており、構想から実装、そして内製化まで支援できる私たちのような存在が求められていると感じています。

たとえば、ソフトバンクさんは「クリスタル」のような国産LLM(大規模言語モデル)の開発や、ChatGPTを活用した業務の効率化などを推進されていますが、私たちとは役割が異なります彼らのような存在が市場の熱を高めることで、私たちが支援する「変革の実行」に対するニーズもより顕在化していく。そう捉えています。

中村
技術を生かして組織変革までつなげる“実装と伴走”の役割も、今後、より求められていきそうですね。

高橋様
その通りです。OpenAIやAnthropic、Googleが素晴らしい技術を提供しても、それをどう組み込むか、どう生かすかを設計できなければ、実際の業務変革にはつながりません。

私たちは、APIや技術そのものを「どう使うか」「どう業務に組み込むか」「どんな未来を描くか」を考え、実行まで一貫して支援する立場です。だからこそ、彼らが進化すればするほど、私たちの価値も高まると考えています。

技術×ファイナンス、両軸の実践が市場価値を底上げする

中村
コンサルタントの方がAI企業、特に御社にジョインする魅力について教えてください。

高橋様
1番の魅力は、「テクノロジーの最前線に触れられること」だと思います。 今、“AIコンサル”と名乗る方は多いですが、実際にAIの仕組みを深く理解している方はまだ少ないのが現状です。AIは“人類最後の発明”ともいわれる技術。それを知らずにコンサルティングを続けることには、将来的に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

AVILENでは、全てのプロジェクトがAIと深く関わっており、実装や開発フェーズにも携わることができます。技術と実務の掛け算を日常的に経験できる環境は、他ではなかなか得られません。

また、もう1つのユニークな魅力は、「資本戦略やファイナンスにも関われる」ことです。多くのコンサルファーム出身者は、こうした領域の実務経験が限られていますが、AVILENではM&Aや資本提携を実際に進めており、資本を絡めた本格的な事業構想にも携わることができます。

中村
どのような方を求めているのでしょうか?

満野様(Data & AIソリューションチーム責任者)
現在、外資系コンサルファーム出身者を中心に積極的にお迎えしています。特にシニアコンサルタント〜シニアマネジャークラス、AVILENでいえばマネジャー〜プリンシパルにあたるレイヤーを強化したいと考えています。

主なターゲットは、20代後半〜30代前半で、これから専門性を磨きたいと考えている方々。特に、理系出身でデータアナリティクスやAI、DX領域、戦略などに関心・経験のある方を歓迎しています。

実際の採用事例

・35歳 Aさん:明治大学大学院 → GREE(インターン)→ アクセンチュア(3年)→ ベイカレント(5年)→ AVILEN

・32歳 Mさん:明治大学大学院 → NTT → AVILEN

・Sさん:早稲田大学修士 → IBM(5年)→ デロイト(3年)→ AVILEN

Sさんは物理専攻出身で、「技術とビジネスのバランスが良く、優秀なデータサイエンティストが多い。だから最後まで本質的な課題解決ができる」と語り、転職を決められました。

中村
AI未経験の方でもチャレンジできる環境でしょうか?

高橋様
もちろんです。AIに対する“WILL”がある方であれば、入社後にしっかりとキャッチアップできます。私たちは人材育成に力を入れており、「最初の3カ月は学習に集中する」「プロジェクトに入りながら学ぶ」など、個々に合わせた柔軟なサポート体制を整えています。 実際、AIの専門知識を持って入社される方は多くありません。ITやDX領域の経験があれば十分に適応できますし、成長環境としては非常に充実していると思います。

変革の“ファーストペンギン”として顧客と未来を切り開く

中村
今回募集されているポジションについて教えてください。

満野様
今回注力しているのが、AIコンサルのマネジャークラスとアカウントリーダーのポジションです。大手のお客さま、上位レイヤーの方々と向き合いながら、アカウントを持って関係性を深め、事業拡大をリードしていただく役割です。

このポジションの役割をひとことでいうと、“ファーストペンギン”であるクライアントの変革パートナーです。つまり、誰も踏み込んでいない領域の変革に最初に飛び込むクライアントに寄り添い、一緒に変革の道を切り開いていくパートナーになる、ということですね。

マネジャーの方には、プロジェクトの責任者として、コンサルタントや組織開発、データサイエンティスト、システム開発の各チームと連携しながら、お客さまの変革をリードしていただきます。ただリーダーシップを発揮するだけでなく、信頼されるパートナーとして最後まで伴走する姿勢が求められるポジションです。

業務は、顧客の強みや課題を的確に見抜くこと。そして、そこから「どういう未来が描けるか」という戦略を立て、必要なテクノロジーを導入し、その後の変革マネジメントや内製化までを一貫して支援していきます。領域としては、経営戦略、業務変革、人材・組織開発、AI技術の導入、ガバナンス整備まで幅広く、AI活用を基軸とした変革の全体をデリバリーできる点が、AVILENの強みです。

配属は、戦略策定からPoC、開発推進、内製化までを担う「Data & AIソリューションチーム」になります。チーム内には、戦略チーム、データドリブン経営チーム、ビジネス変革チーム、イノベーション推進チームなどがあり、それぞれの専門性を生かして連携しています。

さらに、M&Aを通じてPMIや子会社役員としての役割も担っていただく可能性があり、CxO候補としてキャリアを広げていけるのも大きな魅力だと思います。

中村
キャリアパスや待遇面についても教えてください。

満野様
「戦略×AI×システム」の専門性を深めながら、将来的にはCxOや事業責任者として活躍していただけるキャリア設計を描いています。
報酬面でも成長に応じたインセンティブを用意していて、SO(ストックオプション)の配布も予定しています。日々のクライアントとの協働によって社会に貢献しつつ、その経験から自身も成長し、社会に届けた価値に応じて報酬を受け取る、そんな成長をともに目指してくださる方には、非常に魅力的な機会だと思います。

若手の抜粋も積極的で、私自身26歳で執行役員になりました。入社3年目で1億円規模のプロジェクトのPMOを担ったメンバーもいますし、入社2カ月でエンタープライズ企業の役員様と直接プロジェクトを進めるメンバーもいます。良くも悪くも創業7年目の企業だからこそ、若いメンバーの熱量と成長力をエンジンとしてこれからもチームや組織をつくっていきたいと考えています。
また、メンバーそれぞれのライフステージも変わっていく中で、ご家族、プライベートや仕事にも、その時々で大切な時間の使い方を選択できる組織でありたいと思い、メンバーと相談しながらのチームづくりを行なっています。

満野様

中村
各タイトルの要件についてはいかがでしょうか。

高橋様
役割に応じた一律の要件は設けていません。「売る」力よりも、「どんな意思(WILL)を持っているか」が大事です。営業提案に強みを持つ方も、デリバリーにこだわる方も、それぞれのスタイルを尊重しています。

ただし、共通して求めるのはプロジェクトのオーナー経験。PM経験者は、構想の精度も実行の解像度も高く、お客さまとの対話力も優れています。ITやDX領域での経験がある方なら、AIの立ち上がりも早いです。

中村
マネジャー、シニアマネジャー、プリンシパルの違いは?

高橋様
マネジャーはピープルマネジメントやPL(損益)管理など、チーム経営に近い役割です。シニアマネジャー以上は、より大きな売り上げ数字や顧客責任が増えていき、プリンシパルになると、事業全体を見ながら、経営陣としての判断を求められる場面も増えていきます。今後、M&Aを加速していくので、「経営をやりたい」という方にはまさに最適な環境だと思います。

労働人口が減る日本。避けられない未来に、AIで本気の変革を

中村
最後に、候補者の方へのメッセージをお願いします。

高橋様
日本は世界最速で労働人口が減っており、AIを使って社会や産業の構造を支え直すしかありません。これは理想論ではなく、避けられない現実です。

AVILENの面白さは、まさにそうした変革の現場に立てること。事業としては今まさに急成長フェーズにあり、M&Aや資本提携を通じたスケールのある動きができる。組織としても、メンバー一人ひとりに大きな裁量があり、若くても事業に深く関われる環境です。

そして、繰り返しますが、 郵政グループの4,000億円規模のDX予算、MFGが持つ金融インフラ、大塚商会の日本一の営業網──。こうした産業基盤に、私たちが持つ機械学習研究者コミュニティーとAI技術を掛け合わせることで、想像を超える大きな変化を仕掛けられるということ。

さらに、AVILENは上場企業としての安定した基盤も持っており、挑戦と安心の両方を兼ね備えた環境だと自負しています。「まだ存在しない未来を、一緒につくりたい」。 そんな挑戦をともにできる仲間を待っています。

高橋様・満野様
※AVILEN、キリンホールディングスに生成AI研修を提供 〜社員の生成AI活用スキルを向上し月2,200時間の労働時間削減に成功〜
https://avilen.jp/news/765617/

高橋光太郎 様 株式会社AVILEN

東京大学大学院を修了し、機械学習による即時的な津波高予測の研究に従事。創業メンバーとしてAVILENに参画し、2021年から代表取締役に。2023年にAVILENを東証グロースに上場。金融データ活用推進協会標準化委員。

満野翔 様 株式会社AVILEN

広島大学大学院卒業。コンピュータビジョン、機械学習、ディープラーニング領域を専門とするデータサイエンティスト。複数の国際学会へ査読付き論文の採択実績を持つ。2021年、AVILENに参画。AIソリューション事業の最年少マネジャーとしてIPOをはじめとする事業拡大、SaaS事業の立ち上げからグロースを牽引。データ・AI・デジタルを軸としたビジネスモデルの再構築とビジネスプロセスの根本的な変革を、広範な業界の企業に対して支援を行う。

株式会社AVILEN

AVILENは「データとアルゴリズムで、人類を豊かにする」をパーパスに掲げ、上場企業を中心に約900社の企業(2024年12月末時点)に対し、AI搭載のソフトウエア開発とビルドアップパッケージ(デジタル組織の構築支援)を主軸としたAIソリューションを提供。企業のAIトランスフォーメーション戦略の策定から、テクノロジー活用アビリティの向上、AIの導入まで一気通貫で支援を実施。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは、コンサル業界に精通した転職エージェント。戦略コンサルやITコンサル。コンサルタントになりたい人や卒業したい人。多数サポートしてきました。信念は、”生涯のキャリアパートナー”。転職のその次まで見据えたキャリアプランをご提案します。

株式会社AVILENの求人情報

募集職種

【責任者候補】AI/DXコンサルタント 戦略/事業開発

職務内容

■募集概要
クライアント企業のビジネスモデルにデータ×AIで変革をもたらすことを目的として、課題定義の部分から現場導入までデータを起点とした包括的な支援をもたらすAIコンサルタントを募集しています。

新規リードの開拓から、顧客のビジネス課題を徹底的にヒアリングし、AI・機械学習・データ分析を活用した解決アプローチを考え、ソリューションの企画、提案、推進、デリバリーまで幅広い業務を担うポジションです。

課題やニーズに応じたデータ・タスクを扱うため、分野を超えた多様なプロジェクトに携われる事もこのポジションの魅力です。また、ベンチャー企業ならではのスピード感と自由度があり、やりたいことを任せてもらえる風土もAVILENの良さです。

大手企業のDX化躍進を支えるAIコンサルタントおよびデータサイエンティストとともに、クライアントの成長を支える最高のパートナーを目指したい方、是非お待ちしております!

■仕事内容
・AIやデータ分析に関わる領域でのヒアリングからソリューションの提案を実施する営業活動
・インバウンドリード拡大を目指したマーケティング、ブランディングを目的としたウェビナーの実施、コンテンツ作成
・アウトバウンドリード獲得を目指した新規オファリング施策の実施
・各デリバリープロジェクトの顧客コミュニケーション、PMサポート
・課題策定やコンサルティング、要件定義に関するデリバリープロジェクトの実施
・プロジェクト継続に係る提案、営業活動

応募要件

■必須条件:
・データ活用、AI領域、IT業界に関わる顧客折衝・プリセールスまたはデリバリーの経験が3年以上
・統計、データ分析、機械学習、深層学習に関するジェネラリストレベルの知識
・コミュニケーション能力、チームワーク、誠実さ、顧客価値ドリブンなマインドセット

■歓迎条件
・プロジェクトマネージャーとしての経験
・クライアントとの折衝経験・経営課題に対するコンサルティング経験
・Python等のデータ分析ツールを利用してデータ分析を実施した経験
・統計学、データサイエンスに関する高度な知識
・AI・データサイエンス領域での顧客折衝・提案経験
・スキルに関する資格(例:G検定、E資格、データサイエンティスト)
・クラウドにおける基礎知識(AWS, Azure)
・AutoMLツール、BIツールの導入経験

■望ましい人物像
・私達のビジョン・バリューに深い共感を持てる方
・技術への圧倒的探究心と技術の社会実装に強く興味がある方
・スタートアップで事業を一緒に成長させたい方
・責任感があり、意見を発信することを恐れない方
・成長意欲があり、常に向上心を持って学習を続けていきたい方
・意義や目的を大切にし、ロジカルに正しく情報整理を行える方
・他者の意見を受け入れる柔軟さを持ち合わせている方
・オーナーシップを持ち、困難を努力で乗り越えれる方

Brand ブランド紹介

アクシスコンサルティングでは、多様化するハイクラス人材のキャリアをワンストップでサポートしています。
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