国内二輪車メーカー4社が、水素エンジンの技術研究組合を組成。見据えるのは、産官学・サプライヤーとの連携

水素社会の実現に向け、技術研究組合水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE)を設立。産官学とサプライヤーを巻き込んだ連携で水素内燃機関技術の実現に取り組む。
・水素エンジン開発には産官学連携が不可欠
個社では対応困難な課題(異常燃焼、NOx排出、燃焼速度など)を共有し、基礎研究と要素技術の融合で解決を目指す。HySEは協調領域と競争領域を分け、業界全体の競争力を強化。
・グローバル競争の中で日本の強みを活かした戦略が必要
日本は小型・軽量な水素エンジンやサプライチェーンに優位性を持つ。今後も多様なエネルギー手段(マルチパスウェイ)への対応と、基盤技術の維持・人材育成がカギとなる。
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