EY調査、テレコムセクターの主なリスク要因に信頼と人材の課題が浮上 変革が効果的ではないことへの懸念の高まり明らかに

EY調査、テレコムセクターの主なリスク要因に信頼と人材の課題が浮上 変革が効果的ではないことへの懸念の高まり明らかに
EYがグローバルで実施した調査に基づく年次レポート「通信事業者が直面するリスクトップ10」によると、通信事業者は、データを管理する立場として大きな課題に直面していることがわかった。2025年において通信事業者が直面するリスクの1位は、昨年に引き続きプライバシー、セキュリティ、信頼面における喫緊の課題の変化を軽視していることだった。

調査によると、顧客はサービスプロバイダーとのやり取りにおいて、人工知能(AI)が果たす可能性のある役割に関して慎重になっており、顧客の3分の2がAIの利用方法について接続サービス事業者から具体的な説明を求めていることが分かった。このような顧客の不安は、組織内での責任あるAIの利活用に関する意識が高まっている中で生じている。
また、「2024 EY Human Risk in Cybersecurity Survey(サイバーセキュリティにおけるEYのヒューマンリスク調査)」によると、米国の従業員の39%が、責任あるAIの使用方法を理解している自信はないと回答している。

<ポイント>
・AIに対する懸念やサイバー脅威の増大により、セキュリティおよび信頼性は通信事業者が直面するリスクが引き続きトップリスク
・デジタルスキルに一層注力する中で人材と企業文化の課題が2位、効果的でない変革が初めて3位に
・日本市場では直面するサイバー攻撃やAI脅威、人口減少など多様なリスクへの対策強化が急務

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