【レポート公開】元戦略コンサルが語る「なぜ今、起業なのか?」セミナーを開催しました!

【レポート公開】元戦略コンサルが語る「なぜ今、起業なのか?」セミナーを開催しました!

2025年421日(月)に、オンラインセミナー「元戦略コンサルが語る『なぜ今、起業なのか?』戦略思考x事業経験で挑むスタートアップ創業のリアル。」を開催しました。

今回セミナーには、株式会社Sales Marker 代表取締役の小笠原 羽恭さん株式会社東京ファクトリー  CEOの池 実さんにご登壇いただきました。

このお2人には戦略コンサルファームのバックグラウンドを持つという共通点があります。

なぜ起業に至ったのか、コンサル時代の経験はどのように活きているか、そして今後の成長戦略は。1時間超にわたる今回のトークセッションで、スタートアップの最前線で活躍するお2人にお話を伺いました。

トークセッションのフルアーカイブ動画限定公開中。詳細はこちらから

小笠原 羽恭さん(株式会社Sales Marker 代表取締役)
新卒で野村総合研究所に入社後、新規事業開発に従事。その後コンサルティングファームにて新規事業・営業戦略の立案・DXプロジェクトに携わる。2021年、株式会社Sales Marker(旧:CrossBorder株式会社)創業。顧客起点でおこなう新時代の営業手法「インテントセールス」を実現する「Sales Marker(セールスマーカー)」を開発・提供している。

池 実さん(株式会社東京ファクトリー 代表取締役CEO
大阪大学大学院修了(工学研究科マテリアル生産科学専攻)
新卒で川崎重工業株式会社に入社。ボイラの生産技術エンジニアとして国内外の工場で勤務。ボストンコンサルティンググループ(BCG)を経て、20204月に東京ファクトリーを創業。製造業に特化したクラウドサービス「Proceedクラウド」を提供。

モデレーター : 早川 浩之さん(株式会社StartPass 執行役員COO
国内ブティック系経営コンサルファームにてマネジャーを経験後、2021年にエクサウィザーズ入社。HRTech事業部のコンサルティング組織の立ち上げ・責任者として従事し、IPOを経験。
2024年3月から複数社のスタートアップの事業開発に携わり、7月より現職。既存事業、新規事業・サービス開発の責任者として事業全般を担当。スタートアップでのCxOキャリア支援にも従事。

起業を意識した瞬間、そして不安や葛藤



今回のトークセッションでは、視聴者から事前に寄せられた質問を中心に、まずこれまでの創業背景について順を追って伺いました。

起業を意識したタイミング

早川(モデレーター):お二人が起業を意識し始めたのはどんなきっかけだったか、ぜひお聞かせください。

小笠原さん : 起業したいと思ったのは社会人2年目で、よく「学生のころから起業しようと思っていましたか?」と聞かれるのですが全然そんなことはなくて、エンジニアとして新卒で入った野村総研(野村総合研究所、NRI)に定年まで勤めるつもりだったのです()

それがなぜ変わったかというと、社内の新規事業を起案したり、ハッカソンに出る中で大会に優勝して出資検討の話をいただくようなこともあったり、そうした貴重な経験ができたのです。こうした経験を通じて、なにかアイデアがあってプロダクトを、チームを作ってそれらを推進していくことが非常に面白いと感じたのです。

思い返せば、幼少期から何か課題を見つけて自分の作ったソリューションで解決したいという想いがあったので自分で起業しようと思うようになりました

早川 : 深堀りしたいポイントが早速いくつも出てきました。()
池さんはいかがですか?

池さん : 自分も新卒で川崎重工に入社したのですがその時は全く起業を意識していませんでした。中途採用でコンサルに転職するのですが、その時も特に起業をしようと考えていたわけではなかったです。

ただ、コンサルの中途採用の同期が起業していて、自らの判断で意思決定していく様子、チームを大きくしていく様子を見ていて「面白そう」と率直に思ったのです。

これがきっかけで、自身の中長期的なキャリアプランを見つめ直すようになり、コンサルに入ったのもキャリアの中で早いタイミングでできるようにしたかったからだったと思い返し、自分のキャリアとしても整合性があるなと思って起業しました。

いきなり起業?準備してから独立?

早川 : お2人の話を聞く中で、起業には大きく分けて2パターンあると感じました。完全に現職を辞めてから起業1本でやっていく、ある意味退路を断つパターンと、現職に勤めながら順々と準備をしながら軌道に乗ったら独立するパターン。それぞれのメリット・デメリットについてぜひお聞かせいただきたいです。

池さん : 事前の準備はできるのだったら絶対したほうがいいのですが() ただ、自分自身が当時置かれていた状況だと、その時しか起業できないというタイミングでもあったと思います。

準備が整ってからやると言ってもうまく踏み出せない性格かもしれないので思い切ってやるというのもありだとは思います。

小笠原さん : 私は「着実に準備して独立するぞ」と思っていたわけではなくて、むしろ「独立しないと全力で取り組めないぞ」というくらい現職との兼ね合いが難しいタイミングで独立しているのです。ですから、計画的に準備していたわけではないですね。

安心して進められるメリットはあるかもしれないですが、私の周りだと実はこうした進め方をした人のうち本当に起業したのは私くらいで、ほかの人たちは本業が忙しいなどの理由で断念してしまっています。

どこかでちゃんと退路を断つということをやらないと、伸びる事業にはならないと思っています。もし、そのまま勤めながらやっていたら事業化できていないと思いますし、一定のタイミングで退路を断つことは必須条件でもあると思います。

早川 : その点では池さんの話と通じるところがありますね。

「この事業に決めた。」その決め手は? 

キーワードは「原体験」 

池さん : プロダクトの事業アイデアはインタビューサイトでいろんな方にヒアリングを行っていました。面白そうと言ってくれる方もいればそうでもない方もいました。ただ、私が川崎重工に勤めていたこともあってこのドメインのエキスパートであるという自負があり、このサービスだったら私は使いたいって思えたのです。

それに、製造業というマーケットを見たときに、現場のDXできる分野の広さ、そして市場の大きさを知っているし、自分の経験が生かせると思って、この領域で起業しようと決めました

小笠原さん : 私の場合は、自身のケイパビリティと原体験が大きく影響しています。もともとコンサルファームで営業戦略の立案をしていたので、どこに行っても営業の課題が大きいというのはありました。そしてハッカソンで出会った仲間たちと営業 x ビッグデータの分野で良いチームが作れると思いました。

そして、自分たちがやりたいだけでは意味がなく、私も同じく市場から求められるようなものを作りたいと思いました。ある日営業先に車で行った社員がそのまま車で帰ってこなかった…”というエピソードをあるCEOから聞いて、辛い営業というものを変えたいと思いましたし、自身も数万行あるエクセルのデータを扱って顧客管理してという状況も変えられると思ったのです。

さらに、アメリカでもセールステック領域は伸びていて、国内でインテントセールスはまだ国内で誰もやっていなかったので、カテゴリを作りながら事業として進めようと決めました。

早川 : お2人とも異なる領域でありながら共通しているのは、「これまでのご自身の経験を活かせる」という点ですよね。そこを起点にするのが起業が成功する一つの要素かなと感じました。

起業後のリアルと学び



また、起業最初期の道のりについても深く伺いました。それぞれ、この領域で事業を進めると決めてからの最初の苦労、そして最初の顧客獲得、資金調達について赤裸々に語っていただきました。

そして、「スタートアップで働くこと」について。大企業、コンサルファーム、スタートアップすべてを経験しているお二人だからこそ話せる貴重でリアルなエピソードをお話しいただきました。

ここから先はぜひ、動画版をご視聴ください!

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起業を考えている方、スタートアップで働きたいと考えている方、スタートアップに興味がある方、ぜひこの機会にご覧ください。




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